理想と現実 故に
自粛要請の休日、メディアの情報に左右されたくない私は、小学生の頃誰もが知っているであろう宮沢賢治氏の作品を読み返してみた。
雨にも負けず 風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けず
丈夫な体を持ち
欲はなく決して怒らず
いつも静かに笑っている
1日に玄米4合と味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを自分を勘定に入れず
よく見聞きし 分かり そして忘れず
野原の林の下の蔭の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い
日照りのときは涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
皆にデクノボーと呼ばれ
ほめられもせず 苦にもされず
そういうものに私はなりたい
この詩には宮沢賢治氏、本人のこういう人になりたいとは思っているけど
なかなかなれない自分がいるという、理想と現実のギャップから生じる葛藤を
強く感じます。
地道にコツコツと!出来る事を一生懸命に!
美容師の名の下に!
Kingdom一同、それぞれ理想を目指し、こんなご時世でも日々、美の追求に励んでおります。