導きとイエローイーグル
バッファローの皮に描かれたウィンターカウント
冬数えは、アメリカインディアンの暦、カレンダーだとされています。巡る季節にするべき事柄を描いたアルマナック的な部分と、一つの冬が終わると一つの絵を描き加えた歴史書のような部分を併せ持っている。
ウィンターカウントはサバイバルしてきた時間を数えている。そこでの単位が冬である。
それほどに冬は厳しい。
インディアンのカレンダーは、まだこない空白の未来を示す為にあるのではなく、過ぎてきた冬を記録したものです。だとしても、ウィンターカウントが向いている先は未来。
生き延びてきた冬を数えることは、これからを生きる者たちを導く事に繋がっていく。
この記事を読んで、私は今まさに起こっている世の中の事も、未来に託していくために、必要であり乗り越えなければ行けない全てなのだと、壮大な過去で生きたインディアンの心境を誇らしく思った。
そういえば、原宿にも日本人で唯一、現地で暮らすスー族に「イエローイーグル」というインディアンネームを授かった偉大な日本人インディアンジュエリーアーティスト、ゴローズの高橋吾郎さんがいた事を思い出した。興味のある方は検索してみてください。