SHIMANE BLOG

written by 嶋根 直幸

美容歴30年の思い出 出会い KINGDOM

嶋根直幸の美容歴30年の思い出 出会い編

「KINGDOM」

僕は、銀座のある有名サロンに就職し

アシスタントとして働いていました。

その当時は美容界はかなりの上下関係の

厳しいいわゆる体育会系社会で先輩の

いう事は絶対でした。

サロン内で使う言葉は

「ハイ」

「失礼します」

の2語のみ、

言いたい事は何も言えない空気でしたし、

まして、断ったり、反対意見を言うなんて

絶対にありえませんでした。

僕は要領よく先輩達のご機嫌をとったり、

上手く話を合わせたりするのは、

苦手な方なので、毎日ストレスでした。

仕事は大好きなので、お客様にシャンプー

に入ったり、ワインディングは

とても楽しかったです。

親譲りなのかお客様に喜んでもらう事が、

一番の喜びでした。

又、先輩に仕事を任せてもらえる事はやりがいでしたね。

サロンワークは楽しい!

逆に営業後の練習は僕はぶきっちょなので苦労しましたね。

毎日練習していましたが、中々出来ませんでしたね。

正直ヤバイと焦りを感じていました。

休みの日も練習したり親の頭を借りて

とにかく練習していましたね。

 

もうすぐ1年がたつという時

たまたま美容師の友達と街で会ったんですね。

「どうしたの?なんか嶋根らしくないな。」

と僕の心を見透かされました。

僕は、その焦りと日々の先輩とのストレスで

だんだんと僕は美容が嫌いになってきました。

僕は、そんな自分の気持ちを友達に打ち明けていました。

「今度、一度俺が働いている美容室に遊びに来いよ。」

「どこにあるの?」

「横浜の元町!」

埼玉の草加市に住んでいた僕にとっては、

遠くて行き慣れない場所でしたが

「わかった。」

と返事をしていました。

つづく