田中淳夫のお薦めブック!
今回は池波正太郎の『男の作法』を
御紹介します。
池波正太郎と言えば時代小説のイメージが強いと思いますが、このようにエッセイも残しています。
氏はこの書の中で勘定、人事
組織、ネクタイ、日記、贈り物、
小遣い、家具、酒、給料袋など百般に
わたって、さりげなく”男の生き方”を
説いています。
文中『人間とか人間の味わいというまのは、理屈では決められない中間色にあるんだ。つまり白と黒の間の取りなしに。
その最も肝心な部分をそっくり捨てちゃって、白か黒かだけですべてを決めてしまう時代だからね、いまは』という
一文がとても響きました。
最近友人に勧められて読みましたが、
20代で読みたかったです。
是非ご覧ください。